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ブログ - 20180824のエントリ

 最新脳科学の方でいいますと、相対的思考の頭頂連合野だけの活躍から自他の区別を取り払う前頭葉の活性化という見方と、もっと奥深い旧脳の偏桃体からの吾我(ごが)の念を空ずるという見方とがあり、どちらも人間形成の進行に比例しています。
 この後者については次にもう少し説明を加えておきます。
 三昧が身についてくると、ちっぽけな「我」がチラッと頭をのぞかせても、それにすぐ気づいて未然に抑え込むことができるようになります。
 これができるようになれば、つまらぬ劣等感も、鼻持ちならない優越感もだんだんなくなってきます。
 これらを総合して、三昧が身についてくると、常に平静な心の持ちようになります。
 これが素直な心です。
 素直な心が安定して保持できるようになれば、目下の者にも頭をさげて教えを請うことができ、何でも吸収し勉強し成長することができます。
 そして、サバサバと何の屈託もなく、自然体であらゆることに積極的に対応できるようになります。
 素直な心を常にキープして、コンプレックスから解放され、はつらつと学び、仲良く手を携えて成長していただければと念じております。

(丸川雄浄著「坐禅の効用」より)


 
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坐禅の効用⑪コンプレックスからの解放
 素直な人はいろいろなものに興味を持ち続け、そのひとつずつに秀でてきます。
 人のいうことを素直に吸収する人は成長します。
 この素直さを妨げているものの一つにコンプレックス(優越感・劣等感)というものがあります。
 コンプレックスが素直に学ぶことを妨げています。
 教えられることを嫌う、教えられることが自分を卑下していることと考えてしまうのです。
 謙虚に学ぶことに全力投球で打ち込むことができないのです。
 コンプレックスは、ちっぽけな「我」が生み出すふたつの迷いのひとつです。
 ひとつは優越感(Superiority complex)で人と比べての増上慢(ぞうじょうまん)になるもので、鼻持ちならない嫌われ者です。
 もうひとつのコンプレックスが、自分を過度に卑下し、素直さを妨げる劣等感(Inferiority complex)です。
 これは、増上慢の裏返しで、卑屈になり、他人の幸せを羨み、そして引きこもり、対人恐怖症まで広範な症状になり、その人本来の持っている能力を押し殺してしまいます。

鼻持ちならない優越観と卑屈な劣等感は、ちっぽけな自我の表裏であり、出処は同じちっぽけな自我からでてきているのです。

人間形成とは三昧だ身につける修行であり、坐禅を継続実践していくと、だんだんと三昧が身についてくる。

すなわち人間形成が進んでくる。

その進歩に比例して、ちっぽけな吾我(ごが)がだんだん薄くなり、それと入れ替わって大きな自我が身についてきます。(丸川雄浄著「坐禅の効用」より)
 

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