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ブログ - 20180712のエントリ

 
「段取り」がしっかりできれば大体仕事はできたようなものだといわれるくらいであり、また終わってからの、「後始末」がなかなかできずやりっ放しになって、前段で述べたようにまた明日やればよいと先きのばしにして結局有耶無耶(うやむや)になりやすいものです。
単に仕事ができればそれで良いというものではないものがそこにあるのです。
プロの将棋の世界でも、負けがわかってからの終局の形を大切にすると聞きますし、弓道でも的を目掛けて矢を放った後、的を射抜くと同時に体勢が崩れないこと「残身(ざんしん)」に注目します。
東京オリンピックの種目に昇格した沖縄発祥の空手道の型演舞においても、最後の「残身」はもっとも重要視されます。
高段者の剣道の試合では、勝負の決まった後の勝者も敗者もその処し方が極めて大切といわれているようです。
まさにこれも尻ぬぐい・後始末の大切なところです。



7月12日、灼熱の千葉・鎌ヶ谷北海道日本ハムファイターズ二軍キャンプで汗を流す「文武両道のプロ野球選手」を目指す、宮台康平投手。(産経スポーツ中田愛沙子記者提供)

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坐禅の効用④坐禅と段取り・真剣・尻ぬぐい

坐禅の効用の第一として、[すぐ仕事に、勉強に取りかかれる効果]
を前回であげましたが、これにならぶ効果として、「段取り
真剣尻ぬぐい=締めくくり」ができる効果があります。 

この効果は人間形成の素養として大切なことです。人間禅創始者の耕雲庵(こううんあん)立田英山老師から始まって、諸先輩がたが法話や講話でご自分の人生体験を織り交ぜ繰り返し述懐し話されてきた言葉でした。

これは実社会では極めて大切な処世の指標といえます。

これだけで、坐禅の効用の一項目ともなる深く広い内容を含んでいますが、これはここの「すぐ仕事に取りかかれる素養」と似ており、「すぐ取りかかれる」がしっかりできるようになれば、「段取り真剣尻ぬぐい=締めくくり」もできてくるようになります。

人のなす全てのこと(作務仕事勉強学習など)は、段取りの部分と、真剣に遂行する部分と、遂行し終わってからの後始末の三段階から成り立っており、真ん中の真剣に取り組むは誰でもわかることですが、その前後が軽視されがちです。

(丸川雄浄「坐禅の効用」より)

http://nagoyazen.ningenzen.jp/uploads/ckeditor/images/20180707133624.jpg

耕雲庵立田英山老師書「念念正念歩歩如是(ねんねんしょうねんほほにょぜ)」、経行(きんひん)する際の凝念として心中で唱えて工夫するようにその著書「数息観のすすめ」で説いておられる。


 
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