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ブログ - 20171213のエントリ

大乗の大慈悲、在家の禅・勝鬘経の世界⑰

勝鬘夫人授記を得る時、無量の衆生・諸天及び人、彼の国に生まれんと願う。
世尊は悉く皆当(ま)さに往生すべしと記したまう。
 
この後段では仏教の慈悲が明らかにされます。
勝鬘夫人の如きは大乗仏教の誓願とその実践によって仏になることができますが、そうでない人達はどうなるのでしょう。
この人たちをほおっておいては仏教の眼目である「衆生済度」がなりたちません。
衆生本来仏なりという立場からいえば、前段の終わりにあったように、仏国土に集まっている人は総て純一大乗のもの達ばかりで救うべき衆生は一人もないわけです。
しかも仏国土は現実を離れて他にないわけですから、この世の衆生は皆浄土に往生しているはずです。
しかしそれは理の上のことで、そうはいっても迷っている衆生が多く、ここでも勝鬘夫人が成仏するであろうという授記を聞き、多くの人達が私もそうありたいと願っています。
これに対して仏祖は一切の衆生が皆浄土に行けると力強くいっておられるのです。
これが大乗仏教の大慈悲というものです。
以上で仏祖の授記が終わりますが、勝鬘夫人は大乗(仏教)に帰依し未来は普光如来になるであろうと授記されたましたので、立って恭しく十カ条の誓願をたてられます。
この十カ条の誓願は夫人の十大受として経典には一章が設けられており、勝鬘経の重要な骨子となっています。
受とは身に受けることで、身をもって実践する誓願です。
いかに未来に作仏し(仏に成ること)普光如来となって浄土に往けると予言されましても、実践がそれに伴わなければ予言通りになるものではありません。
そで授記されたごとく、仏になるための戒め、実践項目を自ら誓われるのがこの十大受章ですから、経典のうちで非常に大切な個所となっています。
また勝鬘夫人の願行というのも、帰するところこの十大受といってもよろしいでしょう。
勝鬘は女性の身でありながら、この偉大な誓願を立て、身をもって実践されたために、立派に人格を完成し、聖徳太子から如来の化身とまで讃嘆されるに至ったのです。
私たち禅の修行者にとってマニュアルともすべきものです。

(小野円照著「勝鬘夫人の告白」より)

 
 
 
 経典の言語に基づく仏教の分布図。赤:、パーリ語、黄:漢訳、橙:チベット語。パーリ語地域は上座部仏教、漢訳・チベット語訳を用いる地域は大乗仏教が信仰されている。この地図には図示されていないが、インド・ネパールではサンスクリット語の仏典が用いられている。
大乗仏教(だいじょうぶっきょう、梵語: महायान Māhāyāna,英語:; Mahāyāna Buddhism)は、伝統的にユーラシア大陸の中央部から東部にかけて信仰されてきた仏教の一派。大乗仏教が発祥した背景としてはさまざまな説が唱えられているが、部派仏教への批判的見地から起こった側面があるとされている[
 

 
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