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ブログ - 日本文化と禅

日本文化と禅

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
人間禅東海岐阜・三重 2019/1/26 23:30
◆日本文化と禅
両忘庵釈宗活老師の短歌(一) ―『六道游戯集』より― 堀井 妙泉

猛暑の続いた今年(平成22年)の夏、擇木道場において「禅フロン ティア」の短歌俳句のフォーラムがありました。その時の決まっていた講師のご都合がつかなくなり、急 遽、不肖私が両忘庵釈宗活老 師の短歌を鑑賞させていただくことになりました。
歌の鑑賞に入る前に、両忘庵老師のご行履(注1)を簡単にご紹介 いたします。
老師は明治3年東京麹 町の開業医の四男としてお生まれになり、  昭和29年に世寿85歳で遷化されました。20歳の時、鎌倉の円覚寺の今 北洪川禅師に入門され、釈宗演老師 の許で得度され、29歳で大事を了 し、輟翁の号を授かっておられます。
この頃より 寺に修行に来る居士、禅子の面倒を見ておられ、師命により「両忘会」という居士禅を再興、大正3年に現在の擇木道場を建設さ れました。
昭和
14年古希を機に、後のことを耕雲庵立田英山老師に託され、兵庫県多田村に隠棲、後世に残 る絵画や歌などを作られる遊戯三昧の生活に入られたのであります。
今日は、『六道游戯集』(注2)の「色の巻」から短歌10首を選び鑑賞したいと思います。道眼(注3)未だ暗く、道力(注4)未熟な私には、もとより老師の境涯などは到底 い知ることはできず、真面目を損なうことと存じますが、再三再四熟読することで、歌の活き活きした面目を拝し、一句一言に老師の大慈大悲を感ずること切なるものがありましたので、皆様のご指導をいただきながらご紹介したいと思います。


『六道游戯集』をもう少し詳しく言いますと、
釈宗活老師は、晩年兵庫県多田の山村 残夢荘般
若松下(注5)に隠棲されました。その時に禅余の妙技としておられた書、絵画、詩歌、彫刻、陶器の製作三昧に遊戯されました。その作品のあまりの素晴らしさに感銘された耕雲庵老大師が、 『六道游戯集』
と名付けて刊行されたものであります。
耕雲庵老大師のご褒詞に【忙中閑を得て、端坐以って く時は、一は以って己が修養の資糧となり、一は以って日本文化の粹美を味ふべく……】と申されております。編纂は色の巻、 の巻、香の巻、味の巻、觸の巻の5巻に組まれ、どの頁にも両忘庵老師の妙技が光を放ち、書や彫刻、陶芸など達人芸はもとよりのこと、源氏物語54 帖のうち、花の宴の巻、 の巻、若紫の巻、紅梅の巻、須磨の巻、明石の巻の和歌や、略画など妖しく繊細なタッチで描かれ、息を呑むば かりでした。

今回選出しました短歌にも、源氏物語の
な香りが裏打ちされております。 短歌は全巻を通して200首以上あり、全て変体仮名で書かれておられましたが、現代人は読めないという声もありましたので、恐れながら現代仮名に変えて、鑑賞させていただきます。
 
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