メインメニュー
ブログ カレンダー
« « 2018 11月 » »
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 1
カテゴリ一覧

ブログ - 我がまま・自己中心を消滅させる効果、坐禅の効用⑯

我がまま・自己中心を消滅させる効果、坐禅の効用⑯

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
人間禅東海岐阜・三重 2018/10/26 10:56
我がまま・自己中心を消滅させる効果、坐禅の効用⑯

ここでは坐禅に、「我がまま・自己中心を消滅させる効果」があることをお話ししましょう。
 この我がまま・自己中心の思考は、本人がほとんど自覚していないという特徴があります。
 「いや自分はそれをよく自覚していて、それとたたかっていますよ!」という人もいるでしょう。
 反省心の強いひとで大変けっこうですが、こういうひとでも、意識しているのは、本当は氷山の一角でしかないのではないでしょうか?
 これは実にやっかいな問題で、人間形成の最大課題といってもいいでしょう。
 さて、それでは今までの話の流れからひきつづき、再び大脳の話にはいることにしましょう。
 坐禅をして数息(観法)三昧により頭頂連合野がサイレントになり、前頭葉が活性化されると、他とは区別する意識が減退することを最近の脳科学者が指摘しています。

脳の頭頂連合野はデジタルコンピュターであり、相対的思考を行う場所です。そして自分の位置を常に考える場所でもあります。すなわちこの頭頂連合野は自他の区別を常に意識するところであり、この頭頂連合野が原始脳とよばれる偏桃体(へんとうたいー生命と本能の根源)と結びつくことにより、吾我(ごが)の念が発現されると考えられます。そして前頭葉が活性されない状態で頭頂葉と偏桃体だけが活発になると、わがままな自己中心のエゴ意識が顔を出すのです。

これにたいして前頭葉は、相対ではなく絶対に対する感性を司っている脳の部位で、人格(人間)を形成するところといってもよいでしょう。

禅の悟りはまさにこの前頭葉のはたらきで、「天地と我れと同根、万物と我れと一体」を感得するところなのです。したがい、三昧が身についてきて、前頭葉の活性が保持されてくると、ちっぽけな自我が空(くう)じられるのです。すなわちエゴの野放し状態があらためられ、自と他のバランスが取り戻され、我がままな自己中心が発現しなくなるのです。

(丸川雄浄著「坐禅の効用」より)


 

  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (27)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://nagoya.ningenzen.jp/modules/d3blog/tb.php/1469