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ブログ - ガンダーラ美術(二)ブッダ直立像と仏頭

ガンダーラ美術(二)ブッダ直立像と仏頭

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
人間禅東海岐阜・三重 2018/5/30 12:14
ガンダーラ美術(二)
三蔵法師と歩むシルクロード⑨
 

アレクサンドロス大王の東方遠征を契機にギリシア文明がオリエント文明と「融合」してヘレニズム(ギリシア彫刻)文明が生まれ、さらに北インドにもヘレニズムが広がり、ガンダーラ地方においてギリシア彫刻が採り入れられて仏像が作られるようになった、という通説は、現在において大筋としては間違いではないが、前4世紀のアレクサンドロスの東征と、後1世紀後半からのガンダーラ美術の成立の時間差から、両者は直接的ではないとされている。

その間に介在したのが、前1世紀に北西インドに進出した。
ギリシア人国家のバクトリアであった。

現代、ヘレニズムとガンダーラ美術の関係について見直しがされている。 

かつて、日本では、ヘレニズム文化の代表としてガンダーラ美術が言及されてきた、ギリシア風の様式で彫られた仏像の中に、ヘレニズム文化の粋を見出すのであるが、これは20世紀前半フランスの美術史家フーシェの説であるが、今日ではすでに時代遅れで、ギリシア人がガンダーラ地方を支配していた前1世紀から後1世紀前半には、まだ仏像は現れていない。

仏像が作られるのは紀元1世紀後半、クシャン朝の時代のことで、アレクサンドロスとは400年近い隔たりがある。

現在の研究では、ガンダーラの仏教美術にはギリシア、イラン、ローマという三つの文化が影響を与えていると見るのが有力である。

大王と仏像が直結しているかのような従来の解釈は的外れで、幻影のヘレニズム解釈だとしている。<森谷公俊『アレクサンドロスの征服と神話』興亡の世界史1 2007 講談社 p.24



「ガンダーラ仏」仏陀直立像(1~2世紀)と仏頭(2世紀)

 

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